紅葉(こうよう) 1/2
『紅葉(こうよう)』は難しい。
『紅葉狩り(もみじがり)』は難しい、という方が的確か。
何が難しいって『タイミング』≒『時期』が難しい。
何年か前に、日光へ行った。
行く前にインターネットで、そこそこ調べたら、ちょうど良さそうな頃あいだと思った。
まずは『霧降高原』から、とバスに乗って、上がっていったら『霧降』るどころでなく、突然の雨。
雨具を持ち合わせておらず、頂上で降車せず折り返しの時間を待ち、そのまま麓、日光駅へ。
小一時間も経つと雨がやんだので気を取り直し、中禅寺湖へ。
途中、『いろは坂』。『中禅寺湖周辺』とその先の『竜頭ノ滝』。
『紅葉』はほとんど終わりかけ、『黄葉』『落葉』と『常緑』の混ざったモノになっていた。
* * * * *
今年、『那須高原』へ行った。
インターネットでは『見頃』と朱色のモミジマークのサイトもあれば、
『まだ』『0%』『青葉』と緑色のモミジのところや『色づき始め』のところもある。
またか、と思う。
観光目的のサイトはなぜか、『時期』に幅を持たせている感が否めない。
なので、その土地に着いてから地元の人の声と自分の目で確かめるのが、リアルな『見頃』を知るところとなる。
那須高原にバスで行くには一番近い『黒磯』でJRを降りた。
観光案内所が閉められている駅前の定食屋で昼食をとり、希薄な商店街の中規模スーパーの、本屋さんではなく、雑誌コーナーでようやく見つけた『栃木』の旅行案内本を買う。
思案の末、バスで高原頂上行きロープウェーの発着所がある、『ロープウェー山麓』終点まで行くこととする。
バスは赤松林を抜け、東北自動車道を跨ぐと、テラスのある食べ物屋さんが左右に軒を連ね、
(という程でもないが、普段、犬連れの旅行者をここまで迎え入れてくれる街はそうそうないので、つい嬉しくてそんな言い方になり)
ところどころに千社札の貼られたお寺や鐘楼があったり。
少し山を登りはじめたかなと思うと道幅もやや狭くなったよう。
『那須湯本』は山麓の山麓といったところで、足湯が二カ所に見えた。
ここから先は『山に登る』クネクネした『いろは坂』のような道をゆく。(『ボルケーノハイウェイ』というところ)
すると、インターネットの優柔さを表すかのような、紅葉が風景を彩っていた。
右に左に首を振り振り、山の紅葉、谷の紅葉を眺めて上る。
『紅葉』といっても、『モミジ』や『カエデ』が赤々と燃えさかっている訳ではない。
人の眼というのは都合のいいモノで、その瞬間瞬間で、ズームレンズになって、見たいところだけ見て、トリミングしていたり、
赤や黄の色を濃く見ていたり、明るく見ていたりという補正(?)をしてしまっている。
(ずうっと昔に、父の開いている写真教室に少しだけ参加していた頃に聞いた話だけどね)
だから、手持ちのデジカメで撮ってみても、見たようには写らない。
やっぱり『難しい』のだ。(写真もね)
(つづく)
次回は11月4日(火) 11:55


最近のコメント