『 マイケル・ジャクソン 』
『マイケル・ジャクソンのダンスがなぜ飽きないのか』
『You Tube』で他のダンサーのそれと見比べてみた。
ヒップホップのダンサー達の、ロボットダンスも、アニメーションダンスも、曲に合っているし、もちろん上手だ。
それだけを見ているとかなり満足していたのだが、やはり、マイケルのダンスと比べるとどうにも敵わない。
マイケルの細長い、身体。もちろん手、脚、腰、胸、肩までの動きのしなやかなこと。
さりげなく、カッコ良く、線が綺麗で、リズム感がいいし、センスがいい。
曲の中に同じ動きが何度入ろうとも、そのタイミング、キレがすこぶるイイ上に、なんともドラマチックだ。
もちろんマイケルは歌も歌っているということが、決定的に違う。
僕なんか、英語なんてからきし駄目な上に、もともと、日本の歌謡曲の歌詞すら頭に入ってこない口なのだけれど、
歌詞に合わせての振りが絶妙だし、やはりその曲と歌声も『キング・オブ・ポップ』と言われるだけのものだ。
世界中の何万人、何億人の人を惹き付けてきたのだろうか。
これほどのエンターテナーはおそらく二度と現れないだろう。
この文章もPCの画面を半分に分けて、『You Tube』を見ながら書いている。
画面の中の彼を見ているとどうして、ただ歌って踊るだけの、パフォーマーになれなかったのだろうかと頭を過る。
肌の色を白くしたり、整形をしたり、自宅に遊園地を作ってみたり、様々なスキャンダラスな噂を振りまいてきた。
唯一無二の天賦の才を持ったまさにスーパースター。
ナイーブな精神と限界まで酷使し続けてきた肉体のことを誰が、どれほどのことを分かるというのか。
1990年代だっただろうか、マイケルが自ら、『冷凍人間』になって、何年後かに蘇るといったSFホラー的な話しもあったような記憶がある。
『ピーターパンシンドローム』というのも、この頃に流行った言葉だったと思う。
彼は完璧な『マイケル・ジャクソン』というキャラクターでありながら、とても脆い『人間』でもあった。
だからこそ、そこに大きな魅力があったのだと思う。
残念ながら、というか喜ぶべきなのだろうけれど、マイケル・ジャクソンはれっきとした人間だった。
そして、その天寿を全うするに至った。
あらためて、彼のご冥福をお祈りする。
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