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2014年2月

2014年2月17日 (月)

 『 ソ チ 5 』 Vol.2

     ー 1 ー

5輪の代表選手が

『楽しんで』やります。とか、

『楽しめ』ました。とか、発言することが物議を醸しているようだ。

本人たちはきっと勝ちたいし、勝たなくちゃという想いは人一倍あると思う。
もちろん挫折感だってあるに違いない。

何故ならトップアスリートだからだ。

だけど、その事をプレッシャーに感じないようにするため

『楽しむ』と言っているだけでしょう。

国費を貪って、顔では渋い顔をして、腹では大笑いしている人なんかまだまだ一杯いるんじゃないの。

強きを挫いて欲しいもんです。

      ー 2 ー

ノルディック複合男子で、渡部暁斗選手が銀メダルを獲った。

おめでとう。

King of Ski荻原健司氏の金メダルから20年も経つのだそうだ。

その後のルール改正で、日本が得意だったジャンプの得点比率が下げられ、クロスカントリーの力が要求された。

そして20年経っての渡部選手の登場である。

(実際の登場は前の前の5輪からで、かなりの努力家だそうです。)

後続の第2集団に迫られることなく、堂々の銀メダル。

こんなのを見ると、僕はすぐその気になる。

通勤時、乗り換えの駅の階段を上がる時なんかは、二段飛ばしの大股開きで、ほとんどクロスカントリーの登り坂のフォームと見紛うばかりだ。

      ー 3 ー

羽生結弦君がアイススケート男子で金メダルを獲得した。

おめでとう。

ショートプログラムでは史上最高ポイントをあげたが、フリーの演技ではところどころでミスをおかしてしまったので、ドキドキだった。

それでも金メダルを獲れる人は獲るのだ。

5輪の女神ってのはやはりいるんだろうか。

      ー 4 ー

上村愛子さんが女子スキーモーグルで残念ながら4位に終わった。

5大会連続出場を果たし、階段を昇るように順位を1位ずつ上げてきたが、とうとう念願のメダルを獲得することは叶わなかった。

この時、女子スキージャンプの高梨沙羅ちゃんが、モーグルの順位に関わる採点に個人的に異議を唱えた、とウェブの情報を見た。

僕は、珍しいなぁ、と思いつつも、そんなことは自分の試合が終わるまで口に出したら駄目だよ、と思った。

すると、ジャンプのWカップで、表彰台をほぼ逃したことのない沙羅ちゃんが、4位の涙を流すことになった。

考えたくないけど、5輪の女神ってのはやはりいるんだろうか。

 

        5 ー

男子スキージャンプ、個人ラージヒルで、葛西紀明選手が7度目の5輪でとうとう念願の個人メダルを獲った。

おめでとうございます。

長年Wカップに参戦し、41歳の彼は『LEGEND』とさえ言われているのに、5輪での個人のメダルを獲ることが叶わなかった。

それもようやく過去の話になったわけで、5輪の女神もやっと微笑んでくれたんだと思ったのもつかの間、彼は共同の記者会見の席で、次回も、その次も、

45歳、49歳』になっても5輪に出たい、続けたいと発言したのだ。

女神だなんだって言っている遥か彼方を彼は翔んでいるのだと、感動させられた。



          (了)

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2014年2月13日 (木)

『  ソ チ 5  』

 

     ー 1 ー    

今回のオリンピックは、ロシア共和国のソチという町で、行われている。

期待と不安を胸に毎日を迎えている。

オリンピックってのは、選手たちの活躍や無念をリアルタイムで観たい、感じたいと思うのだけれども、時差があるとなかなかどうも。

今回は、7時間だという。

『深夜1時から、』とか、

『午前3時から、決勝!!』と言われても、そうそうは観られない。

翌日の仕事を考えれば、寝不足必至で、それはキツい。

なので今回は考え方を変えた。

良いところでも遅かったら、見ないで寝る。

そしてクリスマスイブのように『楽しみを夢にみる。』ことにした。

朝には素敵なプレゼントが置かれているに違いないってね。

  

    ー 2 ー    

ソチオリンピックだが、時差が7時間もあるのは仕方がないが、日本時間の深夜3時は向こうでも、夜の10時だという。

今回から始まる女子スキージャンプの決勝が日本時間午前2時半から放送だという。

 紅白歌合戦の第二部後半にだって出られないのに、

高校生の高梨沙羅ちゃんは雪の闇夜に飛ばされるのだから堪ったもんじゃない。

どこぞの国の放送権にからんでのことだろう。

5輪憲章ってのを読み返してみようっと。


     ー 3 ー   

メダル獲得有力選手の種目を前のめりになって応援して観ていても、あっさり4位とか、6位入賞とかで終わってしまう。

身勝手な話だけれど、なんともやり場のない気持ちに苛まれる。

当人達は、この日に懸けてトレーニングを積んできて、結果を出せず悔しい想いをしているのにだ。

しかし、彼らにとっても『あっさり』過ぎて、茫然自失という姿を目にする。

それはきっと、100分の1秒や数10㎝の記録を競うのに、1000分の1秒のタイミングのズレや、10000分の1秒の気持ちの揺らぎが左右しているからではないか。

世界最高峰のアスリート達の競い合いなのだから、仕方がないか。

    ー 4 ー   

男子スノーボードハーフパイプで、平野歩夢選手、平岡卓選手が銀メダルと銅メダルを獲得した。

とてもおめでたい。

絶対王者と言われていた『ショーン・ホワイト』選手が4位に終わった瞬間に、優勝したスイスの選手が彼、ホワイト選手と感動的なハグをしている後で、静かに帰り支度をしている十代の日本人選手達。


『ヨコノリ系』スポーツと言われた『スノーボード』。
今どきのノリノリな若者かと思いきや、二人とも、普段からとても大人しい性格だという。

スポーツは見た目で判断してはいけないと思った。
もちろん、好印象ですけどね。

    ー 5 ー   

上村愛子さんがとうとう5輪のメダル獲得には至らなかった。

なんと女子スキージャンプで、Wカップ13戦中10勝の戦績を飾っていた高梨沙羅ちゃんですらメダル獲得はならなかった。

この後控える浅田真央ちゃんや葛西選手の行方が気になるところである。

昔から応援してきて、彼らが経験してきたかつてのストーリーを知っていて、

思い入れが深くなっている。

しかし、結果がその目標に届かなかったとしても、僕らにはその健闘を讃えることしかできない。

は彼らの笑顔を見ることで、喜びを得られる訳で、

結果にとらわれず笑顔を見せてもらえれば、それだけで充分です。

なので、うつむくことなくまた、上を向いて歩いていって欲しいなぁ。 

                (了)

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2014年2月 5日 (水)

『 リチャード・ギア 』

米国版『Shall We Dance?』を観た。

周防版『Shall We ダンス?』ももちろん観ていて、とても好きな映画だった。
周防版は『役所広司』版であり、『草刈民代』版である。
そうなると、米国版は『リチャード・ギア』版で、『ジェニファー・ロペス』版ということになる。
米国版は周防版をリメイクしたもので、ほぼ同じ内容であるはずなのだが、全く違う印象をもつことができる。
で、ここではその内容はともかく、『リチャード・ギア』って役者についてである。
奥さんの勤め先にやってくる旦那、リチャード・ギア。

デパートの婦人服売り場で展示演出している奥さんの仕事場にやってくるのだ。

エスカレーターで、「スッー」と現れる。
厚い胸板を黒のタキシードで包み、赤いバラの花一輪。
ロマンスグレーのナチュラルヘアー。
口角を上げ、円らな瞳でこの上ないチャーミングな笑顔を見せてやってくるのだ。

くうっー!! カッコイイーぜぃ!!
50歳近いオッサン(わたし)が、60歳を過ぎたオッサン(リチャード・ギア)を見て、これは堪らない、と思うのだ。

映画の演出も良いんだろうけど、これはリチャード・ギアの人力(ひとぢから)に違いない。


かつて、『プリティーウーマン』の大富豪の時にも、高級なスーツやタキシード姿に、
また更に昔の『愛と青春の旅立ち』では、士官学校の卒業式での白い制服にもヤラれたって感じだった。
『コットンクラブ』は映画館で見たなぁ。


でもふと思ったのだ。
『彼の顔は本当は二枚目ではない』のではないか。

古くは『クラーク・ゲーブル』に『ジェームス・ディーン』。
『グレゴリー・ペック』に『アラン・ドロン』。
今時なら『キアヌ・リーブス』に『トム・クルーズ』。
『ブラッド・ピット』や『ジョニー・デップ』辺りが二枚目顔って言うんじゃないか。


『円らな瞳』って言ったけど、目は随分と小さいんじゃないか。
線の具合は良いかも知れないが、結構シワの多い顔をしている。

それでもあのキュートな笑顔に参ってしまう。
愛くるしいって感じか。
包容力を感じてしまうのか。
それとも親しみ易いからか。
日本人向きなのか。

清涼飲料水の宣伝で、フーテンのを寅さんを演じているけど、同じ親しみ易さでも、もちろん渥美清さんとは立ち位置がまるでちがう。

西洋人の二枚目の尺度ってのも分からないし、何処にでもいる普通のオジサンとも思えない。
第一、アチラ(海外)でも
ちゃんと二枚目としての評価を受けているのだろうか。


そんな不思議を感じつつ、ともあれ、日本の、もうじき50歳になろうかというオッサンが、
タキシードを着た60過ぎのオッサンの微笑みにハートを射抜かれてしまったということには変わりはないのだった。


               (了)

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