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2014年2月 5日 (水)

『 リチャード・ギア 』

米国版『Shall We Dance?』を観た。

周防版『Shall We ダンス?』ももちろん観ていて、とても好きな映画だった。
周防版は『役所広司』版であり、『草刈民代』版である。
そうなると、米国版は『リチャード・ギア』版で、『ジェニファー・ロペス』版ということになる。
米国版は周防版をリメイクしたもので、ほぼ同じ内容であるはずなのだが、全く違う印象をもつことができる。
で、ここではその内容はともかく、『リチャード・ギア』って役者についてである。
奥さんの勤め先にやってくる旦那、リチャード・ギア。

デパートの婦人服売り場で展示演出している奥さんの仕事場にやってくるのだ。

エスカレーターで、「スッー」と現れる。
厚い胸板を黒のタキシードで包み、赤いバラの花一輪。
ロマンスグレーのナチュラルヘアー。
口角を上げ、円らな瞳でこの上ないチャーミングな笑顔を見せてやってくるのだ。

くうっー!! カッコイイーぜぃ!!
50歳近いオッサン(わたし)が、60歳を過ぎたオッサン(リチャード・ギア)を見て、これは堪らない、と思うのだ。

映画の演出も良いんだろうけど、これはリチャード・ギアの人力(ひとぢから)に違いない。


かつて、『プリティーウーマン』の大富豪の時にも、高級なスーツやタキシード姿に、
また更に昔の『愛と青春の旅立ち』では、士官学校の卒業式での白い制服にもヤラれたって感じだった。
『コットンクラブ』は映画館で見たなぁ。


でもふと思ったのだ。
『彼の顔は本当は二枚目ではない』のではないか。

古くは『クラーク・ゲーブル』に『ジェームス・ディーン』。
『グレゴリー・ペック』に『アラン・ドロン』。
今時なら『キアヌ・リーブス』に『トム・クルーズ』。
『ブラッド・ピット』や『ジョニー・デップ』辺りが二枚目顔って言うんじゃないか。


『円らな瞳』って言ったけど、目は随分と小さいんじゃないか。
線の具合は良いかも知れないが、結構シワの多い顔をしている。

それでもあのキュートな笑顔に参ってしまう。
愛くるしいって感じか。
包容力を感じてしまうのか。
それとも親しみ易いからか。
日本人向きなのか。

清涼飲料水の宣伝で、フーテンのを寅さんを演じているけど、同じ親しみ易さでも、もちろん渥美清さんとは立ち位置がまるでちがう。

西洋人の二枚目の尺度ってのも分からないし、何処にでもいる普通のオジサンとも思えない。
第一、アチラ(海外)でも
ちゃんと二枚目としての評価を受けているのだろうか。


そんな不思議を感じつつ、ともあれ、日本の、もうじき50歳になろうかというオッサンが、
タキシードを着た60過ぎのオッサンの微笑みにハートを射抜かれてしまったということには変わりはないのだった。


               (了)

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コメント

>ちさとさん
コメントありがとうございます(^o^)
>内面がそうさせて
確かにです。
全く成長していない自分が恥ずかしくなります。
歳はとるのでなく重ねていきたいものです。
今度、頭に天花粉でも振って、リチャード・ギアごっこでもしてみます(爆)

投稿: みのる | 2014年2月 6日 (木) 22時19分

うーん。わかる!
「Shall we dance?」は観てないけど、
とぉ~い昔、「愛と青春の旅立ち」でやられました。笑

歳を重ねてすてきな人というのは、顔の造作ではなく、その人の内面がそうさせているんだなーと、周囲を見て実感してます。

「いい笑顔」って大切だよね。

おっさん・おばさんの私たち、今後の自分の顔に責任もってがんばりやしょう!笑

投稿: ちさと | 2014年2月 6日 (木) 10時34分

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