『 霧とか、』 ー 安房小湊:誕生寺 ー
七月の千葉なので、波の音を肴に、砂浜でビール、なんてのが理想なのだけど、
『鵜原』から『安房小湊』へ
駅を下りると目の前には海が、
しかし、霧と浜風が身体を襲う。
霧は、霧だか海の滴だかを舞いあげて僕の眼鏡を曇らせる。
雨ではないから、身体や、洋服を濡らすことはない。
しかし、なんとも厭な感じ。
眼鏡のレンズは、塩か、と思うような霧の粒子で覆われすぐ見えなくなってしまう。
『誕生寺』
駅から海岸線に沿ってとほとほ15分くらい。
風が冷たかったり、そうでもなかったり。
日蓮聖人が生まれた聖人生家跡に1276年、一宇(いちう)を建立し 高光山『日蓮誕生寺』と称したのが始まりだそうだ。
「仁王門」
1706年建立。間口8間。現在このお寺で、一番古い建造物だそうだ。
左甚五郎作の般若の面は知らずに見れなかった。
「誕生堂」
日蓮聖人が誕生したのが鎌倉時代半ば、1222年2月16日。
その地を記念して建てられたのがこの『誕生寺』で、『仁王門』の右手前に、幼き聖人の像を祀っているのがこの祠。小ぶりの祠の姿がイイ。
2月16日、父と同じ誕生日だ。
「祖師堂」
1842年建立。総ケヤキ造り雨落ち18間4面、というのだそうだ。高さ95尺(約31メートル)。
でかい。
ここで使われている材木はもともとは、江戸城改築用として伊達家の藩船が途中遭難しして、譲り受けたものだそうだ。
また、ここの鬼瓦は『世界一』の大きさと言われていて、高さ4メートルもあるのだと。
それと龍や唐獅子、象などの彫り物の見事なこと。
ケヤキの木に薄く白塗りをしているよう。
潮風のせいか、悠久の時の証か。
(了)














最近のコメント