ぷらり途中下車の旅 ー 都電荒川線 後編ー
『町屋駅前』で下りる。
『マチヤ』と言うと、京都の『町家』を思い出すので、古い街並とかがあるのかと期待をする。
が、実際は地方都市の駅前のようだった。
(ここの『マチヤ』は『町屋』ですから、微妙に違いますね)
駅から『尾竹橋通り』を歩く。
なんて事はない。
ちょっと肌寒くなってきた。
そしてとうとう終点『三ノ輪橋』に到着した。
ここは、違う。なにかイイ感じ。
降りて、雰囲気が違う。
昭和の匂いがする。
細い路地の向こうにアーケード商店街が見える。
もちろん足が向く。
『ジョイフル三ノ輪商店街』
八百屋、魚屋、総菜屋…。
パッと見、『使いこまれた野球グローブ』のような魅力がある。
『うなぎ屋』が目立つ。
江戸の昔、荒川に獲れたうなぎで商売をしていたか。
肝串が眼に飛び込む。
すぐさま、酒屋を探す。
歩いていると、もう一軒の『うなぎ屋』でも肝串が、…。
もうちょっと歩くと、ちょっとしたトンネル(?)。
そこを抜けるとその上はとてもレトロな洋風ビル。
写真館だという。
もう我慢ができなくなった。
最初の店の肝串を買って持っている。
150円の正札が、残り僅かだったので130円になった。
指に付いたタレが僕を誘う。
スーパーを見つけ、ビールを買う。
座るとこも探さず、路地裏で串を頬張る。
タレの甘み、肝の苦み、芳ばしさが合い舞う。
そして、
『ビーーール!!!』
無目的の『ぷらり』旅はすこし長く感じた。
『三ノ輪橋』は、もう少しゆっくり歩いてみたくなった。
『松尾芭蕉』『奥の細道』のスタートラインや、『素盞雄神社』、『小塚原刑場跡』に『回向院』。
アーケード商店街ももっといろいろと、
薔薇のゲートの先に、夕映えの『三ノ輪橋』駅があった。
次回はここが始発駅となるか、
(了)













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