昼ビール

2010年11月 6日 (土)

今週の『昼ビール』 ー 池田山公園 ー 後編

順路があるとすれば、本来前(さき)に寄って来ているはずの『ねむの木の庭』へ。

ほんの数分の道のりだけれど、ここが『池田山』なんだな、と実に感心した。
『インドネシア大使館』は立派な造りで、サンタクロースも途中で休憩しそうなくらい長く高い煙突が立っていた。

古くからありそうな、4階建てのコンクリート造りのアパートや、全身に蔦を這わせた一戸建てなどは、昭和四十年代の欧米化の名残りのようで、なんだか嬉しくなった。
0001_70001_6


『ねむの木の庭』は、皇后陛下美智子様の御生家、正田邸の跡地で、取り壊すか否かでしばらくの間ニュースで取り上げられた処だ。
僕は愛犬を連れていたので、中までは入れず、ねむの木の写真だけパチリ。

この名前の由来は皇后陛下がお詠みになられた歌
『薩摩なる喜入の坂を登り来て、合歓(ねむ)の花見し夏の日想う』(皇后陛下御歌集『瀬音』より)にちなんだものらしい。
0001_20001_30001_10


また、住宅地の道を歩んでいると、白く立派なお宅から黒塗りの高級車が出て行った。
すると、ベージュのスラックスに白のニットシャツを着た七十年輩の奥様らしき方が、深々とお辞儀をしていた。
背筋を伸ばし、手を前で重ね、90度近くまで腰を折る。最敬礼。

昔の映画のワンシーンのようだった。

つづいてお寺のある方向へ。
『隆崇院』は柵や生け垣の変りに硬質ガラスで囲われていおり、中の犬小屋から大きなブチの秋田犬がお出迎えである。
とても愛くるしい顔をしていた。(肖像権の問題ありかと写真はなし。)

向いには『清岸寺』の長い塀が構えていた。
0001

目黒通りに出た。
『池田山公園』より、大きい公園が通りに面していた。
明るいだけで、大きくはないかもしれない。

かなりお腹が減っていた午後3時前。
ちょっと辺りを探したけれど、結局、近くの『東急ストア』で食料を買い込みベンチでピクニック。

公園で遊ぶ幼児達を前に、『イカ墨焼きそば』『鮭寿司三昧』『ミックスサンド』で、『昼ビール』。

この後、目黒通りを下り、駅を抜ける。
目黒川を渡って、『大鳥前商店街』から、『山手通り』を五反田方面へ。
結局、家まで都合、9kmちょっとのふらふら散歩とあいなった。

               (了)
0001_200001_240001_22

| | コメント (0)

2010年11月 3日 (水)

今週の『昼ビール』 ー 池田山公園 ー 前編 

10月も半ばだというのに、未だに半袖で歩ける暖かさ。

汗はかくし、ビールも美味しいってもんだ。
まず、家から五反田まで歩く。およそ2km。

先日、五反田駅前の地図で、この辺りの散策ルートが記されていたのを見てのぶらり散歩である。
『ねむの木の庭』『池田山公園』『宝蔵寺』『常光寺』『本願寺』『隆崇院』……

『池田山公園』にパワースポットがあると言う。
もてはやされたパワーには、あまり興味がなかったけれど、周辺のお寺が気になって行ってみた次第。

そこへ向うのに近いと思って、大崎郵便局の脇の首都高速の方からなんとなく歩く。
五反田駅前から、関東逓信病院(現NTT東日本関東病院)の脇を上がっていくと、遠くなると思ってそちらから行こうと思った。

10分近く歩いて、道に迷っているのでは、と不安に思ったところでガソリンスタンドの従業員さんに尋ねる。
もうじきとのこと。

五叉路、『車止め』の石柱の立つ細い道を行くらしい。
(写真を撮れば良かった。)
雰囲気が出てきた。
住宅街に入るとまもなく歴史を感じさせる門扉が現れる。

住宅地にひっそりと佇む緑のオアシスである。

まだ青々としたモミジが大きな屋根の廂(ひさし)のように公園を覆う。
もともと、江戸時代、岡山城主池田氏の下屋敷の奥庭だったそうだが、ちょっと葉っぱがもさもさし過ぎて、自然色が強くなってしまっている。
それでも、滝に池にとやはり庭園の体をなしているので、面白い。

二、三組のママ友やビジネスマン、リタイアした男性なんかがお喋りに読書に憩いを求めてやってきている。
三十代の女性が、パワースポット巡りなのか独り散策している姿も。

そのパワースポットは、滝の辺りだそうで、その気を感じようともせずに何枚かシャッターをきる。
(デジカメの場合はそうは言わないのかな。)

滝といっても、庭園内のそれだから、造られた物で水の量も落差も大したことはない。
もっと感じようとする気持ちが大事なのか。

パワースポットでは何が貰えるのか。
『くじ運』『透視力』『直感力』『体力』『健康』……。
もしそうなら、過疎の町や、シャッター商店街で見つけてあげればいいのに。
マスコミも気が利かないよなぁ。

               (つづく)
0001_11 0001_13
0001_14 0001_15
0001_16 0001_18 0001_19
0001_17

| | コメント (0)

2010年10月23日 (土)

今週の『昼ビール』 ー ニコライ堂 ー

久しぶりの『昼ビール』です。

頼まれモノを探しに神田へ。

そう言えば以前にも『神田界隈』で『昼ビール』した。
http://minoru-iroiro2.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-586b.html

まずは古書の街『神保町』へ、

学生時代は本を探したり、ぶらりウィンドウショッピングにと、ちょいちょいやって来たもんだ。

僕は古着には抵抗があるけど、古本は嫌いではない。
大きなガラスをはめ込んだ木製の扉をくぐると古書独特のかほりに包まれる。
昭和初期、大正、明治のものまである。
アンティークでもあり、読み忘れた小説でもあり、埋もれていた奇跡(自分のね)になるかもしれないそれらを眺め、気になる背表紙に手をかける。
なんてことをしながら半日ぶらつくこともあった。
贅沢な時間だった。
今はみんな『amazon.com』とかで見つけちゃうんだろうね。

駿河台方面へ路地を上がる。
古い祠が、『太田姫神社』を右に、『三井住友海上火災保険』を本郷通り方面へ。
通りに出てまた御茶ノ水方面へ。

ややもすると目的の『ニコライ堂』の裏手に出た。
蔦張る石塀の上に教会が見えた。
表門のアーチをくぐって敷地に入る。
0001_2_2 0001_7
1891年、『ビザンチン建築様式』(※1)のそれは、『聖ニコライ』の依頼を受けたロシア工科大学教授で建築家のミハイル・シチュールポフ(Michael A. Shchurupov)が原設計を行った。お雇い外国人として来日し民間の建築設計事務所を開いていたジョサイア・コンドルが実施設計を担当、建築工事は長郷泰輔が請負い施工は清水組(現・清水建設)が担当した。(Wikipediaより)

駿河台のビルの谷間に、浅葱色のドーム型の屋根が目印になる異空間。
建築面積805.3㎡だそうだが、この建物が日本にあるものだとは思えない。

丁度閉館の時間だった為、教会内を拝観することは叶わなかった。
それでも、出てくる観光客の後に暗いながらも、立派な拝殿をチラッと見ることができた。(撮影禁止である。)
0001_40001_50001_60001_70001_8
0001_9
今回、地方に住む知人に頼まれたものを探しにきたのだ。
教会の人に尋ねてみると、それらしい物は、頒布品の購買所(みやげ物コーナーのようと言ったら罰が当たるか。)にはなく、ちょっと奥にある業務用というか、神父さん用の購買所、事務所にあるかもしれないと案内された。

想像に近いものがあったので、購入して境内を出る。
(教会でも『境内』というのか、と異和感を感じたものの、関係者の方がそう言っていたので間違いないのだろう。)

再び、靖国通りへ下り、今度は小川町方面へ。
本郷通りとの交差点にたいやき屋さん発見。
が、その前にまずは喉を潤すことに。
たいやき屋さんの向かいのカフェで、バドワイザー。『トマトとバジルのベーグル』を後から注文。

人と車の行き交うのを眺めツ『昼ビール』。

原付自転車の『二段階右折』の方法を確認。
横断歩道の歩行者待ちのバイクが、自転車通行帯まで、しゃしゃり出ていることにイラつく。
これも運転免許取得効果である。

通りの向こうに、大きな顔が。

坊主頭だが、元巨人の桑田真澄さんかグリコキャラメルのランナーか。(『顔のワイシャツ』の店とあった。)

お約束のたいやきを買って帰る。
羽付きのたいやきなんて初めて見た。
店の前では、餡の匂いがただよい、そそられたけれど、帰りの地下鉄では、皮の香りがプンプンとふりまかれた。
香りまで羽を生やしているとは、少々手を焼いてしまった。
0001_20 0001_5 0001_19

               (了)
(※1)(東ローマ帝国(ビザンツ帝国、ビザンティン帝国)の勢力下で興った建築。4世紀頃には帝国の特恵宗教であるキリスト教の儀礼空間を形成し、そのいくつかは大幅な補修を受けているものの今日においても正教会の聖堂、あるいはイスラム教のモスクとして利用されている。:Wikipedia。)
(形状については時代ともに変遷しているので、一言では言えないが、ドーム型の屋根や、四円柱式内接十字型の教会堂等が特徴的のよう)。

| | コメント (0)

2010年1月 9日 (土)

『 正月、下町、昼ビール 』 ー 参拝で一杯 ー

松の内を明けてから、浅草の観音様へお参りをした。
ここのところ初詣は大概浅草だ。
僕の好きな『和』のモノが溢れているので、よく行く街だ。


雷門の前には人が溢れかえっていた。
仕事始めのサラリ−マン、学生や地方からやってきた初詣客。

その人の群れを抜けて、仲見世(通り)に出てホッとした。

何百メートルもある参道に人がぎっしりと埋まって動けないという訳ではなかったからだ。
これが、三が日だと待ち合わせの人々がたむろしていた雷門の前の通りを信号二つ、これを折り返さないと門すら潜れない。
以前にそんな経験をしたこともある。

それが初詣のニュースでも知られる『浅草寺(せんそうじ)』なのだ。

それでも仲見世には参拝客がいつもより沢山いて、両側のキラキラしたおみやげやさんをぶらり拝見とはいかない。
本堂でお参りをして、西参道の方へ、
境内はテキ屋さんの出店がいっぱい並んでいる。

テントにテーブルに長椅子。
愛犬を連れていたが、どこでも大丈夫のようだった。
けど、そのまま「西参道商店街」をぶらり。

骨董屋、踊り衣装の呉服屋、携帯ストラップ屋。
「伝法院通り」や「花やしき通り」よりまだ少し古臭いまま、埃っぽい感じの通り。

竹光(の刀)でもいいから買ってみよっかなぁ、なんて思わせる正月。

『WINS』(JRA)と「ひさご通り」の又へ出て、人ごみのある「コリアン通り」へ、

ROXの前のマクドナルドから、新仲見世。
靴屋さんの角を左に曲がったところに『やきとり』の赤提灯。

店の前には樽酒が正月を彩る。
さらに愛犬を連れる私にはお誂え向きにテーブルとイスがある。

久しぶりに樽酒を升でいただくことに。
もつ煮、やきとりで一杯。 うまい。

0001


今年はなんと翌日に、『葛飾は柴又、帝釈天で産湯をつかり』『フーテンの寅さん』でお馴染みの『題経寺』へ
こちらもなかなか賑やかだ。
京成『柴又』駅の改札を出ると寅さんの銅像。
フランクフルト、今川焼、射的、水あめ、やきとり、お好み焼き……といった出店が、

参道の『神明商店街』に入ると川魚料理、草だんご屋が何店も軒を列ねる。

帝釈天の木彫の巧みは、富山で修行をしている知人がわざわざ見に行く程のものらしい。
余程古いものだと思っていたのだが、明治21年に本堂の拝殿を建て替え、庫裡の新築。
帝釈堂の内殿が大正4年、拝殿が昭和4年完成。

彫刻は、法華経の説話が、浮き彫りで十枚、東京在住の名人彫刻師によって彫られたものだそうで、それを見に来ているということだと合点する。

江戸川の河原で『矢切の渡し』を初めて、直に見る。
寒風すさび、寅さんが背広の襟を立てるんだ。

参道に戻り、おみやげ屋さんの赤い獅子頭の鈴が気になるも買わずに、お蕎麦屋さんで腹ごしらえ。
お正月らしく『ヱビスビール』に『せいろそば』で、一杯。
蕎麦色の濃い、もっちりとしかもコシが強い麺を甘辛いつゆにつけて手繰る。

そば湯であたたまり、店を出る。

『高木屋老舗』の『草だんご』をみやげに買って帰ることに。

テキ屋のスモモの飴の手作りルーレットを回したら、「アタリ」が出て2本もらう。
気分よくそれをしゃぶりながら駅に向った。


0001_2


               (了)

| | コメント (0)

2009年7月23日 (木)

『 梅雨明け、ガンダム、昼ビール 』

関東地方も梅雨明けが発表された。
午前中から30℃を越える勢いだ。

この時期を待っていた訳ではないだろうが、実物大『ガンダム』立像が、お台場『潮風公園』に完成、お披露目が始まっていた。

夏休みに入って混み出す前に見ておこうと二時過ぎに家を出た。


僕は当初、なぜか30メートルを越える巨大なものと勝手に思っていて、すぐさま『牛久大仏』を思い出した。

十年前に宝石の販売営業で地方を回っていた時のことだ。

バスで茨城県の小学校をハシゴしていて、関東平野の広い空が薄い桃色に変化しはじめた。
その時だ。

車窓から、遠く向こうに直立した黒い巨体が聳えたっていることに僕は疑い、そして驚いていた。
少年期に夢中になった怪獣やロボットの出現を目の当たりにしたようだった。

全長、120メートル、総重量、4000トン、阿弥陀大仏。
(ちなみに大仏さん自体は100メートル、顔の長さ:20.0メートル、耳の長さ:10.0メートルとでかい)
http://daibutu.net/daibutu.html


さて『ガンダム』だ。
京急バスを『お台場』停車場で降りて、『潮風公園』に向かう。
まだか、まだかと気が急いていた。

大船の『観音像』のような突然の出現を期待していたのだ。
(『白衣観音』胸像:全長、25メートル)


駐車場、公園入口と抜け、芝生の公園を見下ろす階段に立ったその時、『ガンダム』はその勇姿を現した。

それは鋸山の『大仏』のような登場である。
(『日本寺大仏』:薬師瑠璃光如来坐像。全長、31メートル)


運河とその向こう岸に立つビル群を背景に、アニメのヒーローがリアルな姿で見参したのだ。
緑の大地をしっかりと踏み締めて、二本の脚で立っている。

広さの表現は難しいが、草野球場のグランドが四面は取れるくらい、いやもっとか、のところに、周囲をいくつかの露天が軒を列ねている。
『富士宮や生そば』が目に入る。昼ビールは決まりか。
『ハム焼き』(串焼き)『吉田うどん』など

夏の陽射しを受けた芝生の広場には人がまばらにいて、『ガンダム』とそのオフィシャルショップの周りだけが黒山の人だかりがある。

僕は『ガンダム』ファンの友人『Dさん』と『Kさん』に見せたいのと、どうしたらリアルガンダムを表現できるか、を目的に様々な位置、角度から写真を撮ってみた。
そして、『ガンダム』の股下潜りの儀式に参加すべく、人だかりの列に並んだ。
丁度、飛翔する瞬間を足許で迎えることができた。
(スチームだか、排気だか、排煙だかを放つ瞬間を模してね、)

結局、敷地の外でビールを買い、ナンドッグをパクついた。
更に敷地内に戻り、『富士宮焼きそば』と『ハム焼き』を食す。

Photo


『ガンダム』を中心に小一時間ほどふらふらして、また夕方、暗くなってから来ることにする。

ウェブではレーザー光線によるライティングの演出などがあったからだ。
(この演出は特別な時だけらしい。この日は無し。)

「海浜公園」「デックス東京ビーチ」「アクアシティ」と周り、7時50分に戻ったら、残り時間があと10分くらいとのこと。

もう一度ビールを開け、音楽とともに発光している『ガンダム』が天に向おうとしていた。

『或る一日』と言う物語が終わりを告げているかのようだった。

そしてとうとう『ガンダム』はライトダウンされて眠りについた。

参拝客も三々五々と家路についていった。

実物大『ガンダム』は、アニメシリーズを見たこともない僕のようなものをも惹き付けるものだった。
それが『ガンダム』の持っている力で、実物大『約18メートル』の大きさによるものなのかな、と。
(もちろんこのプロジェクトのスタッフの力によるものが大きいんでしょうけどね)


今度は、足許で『牛久大仏』を見てみたくなった。


               (了)
G
G_2
G_3
G_4
G_5
G_6
G1
G2

| | コメント (3)

2009年5月23日 (土)

今週の『昼ビール』 ー そら豆と土いぢり ー

先週、千葉へ行った時、バス停近くの八百屋さんに盛られていた『そら豆』がたいそう美味しく見えたので、ついついひとカゴ買ってしまった。

店の主は言った。

『(大相撲)五月場所の頃に出てきたのが旬だから、それを食べればイイの。後はもう(時期が)過ぎちゃうから。』

そんなこと初めて聞いた。

毎年、地元のお祭りの時(五月の最終週か、六月の第一週の週末)に『そら豆』は欠かせない。
その頃が『旬』だと思っていた。


遅い『朝バナナ』からまもなくの昼食、「焼きそば&ビール」を摂る。
午前中から30度近い夏の気候に、ビールが上手い。

食べ終わるやいなや、僕は千葉から持ち帰ってきた『そら豆』のさやを剥き、中の豆をざるにとる。
いつも食べるばかりで、茹で方はよく知らない。

ウェブで見てみると、『水 1Lに対し、塩 大さじ2杯。 酒 100ml およそ2分』とある。
『余熱で余計に茹だるので、早めが良い』ともあった。

茹で過ぎの『そら豆』はいただけない。
うちわで扇ぎ、余熱をとる。
味見の一粒に舌鼓を打ち、小鉢に盛り直して、二本目のビールとベランダへ、

青葉ばかりのプランターに眼をやりながら、『そら豆&ビール』
初めての割になかなかの茹で加減。
いわば『アルデンテ』の食感と初夏の香り。

東を向いて笑うことも忘れない。

ウェブにあったとおり、豆の黒いところに包丁を入れてあるので、指と口でつるりと入る。

日影の風は心地よい。


随分と土に触れていなかったので、雑草を摘んだりしているうちに、久しぶりに篩(ふるい)をかけるかと思いつく。

古い土に篩(ふるい)をかけて(って洒落てしまった)、前に植わっていた根っこをよける。
荒い土や小石と、細かい砂状の土とを分けていく。

篩(ふるい)を振り、根っこを指で摘み、土を分ける。
何も考えず、ひたすらそれのくり返し。

この単純作業が好きだ。
細かい土はさらさらで、適度に冷たい。

真上を見上げないと見えないが、空は青く、雲は流れている。

久しぶりにのんびりした一日だ。

            (了)

| | コメント (0)

2009年5月11日 (月)

今週の『昼ビール』 ー 神田界隈 ー

何年ぶりかで、神田神保町へ、

最初の目的は『本と街の案内所』(http://go-jimbou.info/annaijo/)に飾られている

蔵前ノリ子 写真展 『 蓮 ー 生々流転 ー 』へ(2009/5/17まで)

彼女は僕が幼い頃からの知人で、姉のような、若い叔母のような間柄の女性だ。
そこに飾られた写真はもう27年も前に撮影されたものだという。
光陰矢の如し、である。

ここにある一連の『蓮』の写真は、生きるものの『力』と、『無』に向かう『静寂』とを併せ持つ、心の動きとも思える姿を見事に表現している。
僕は、これらの写真がとても好きだ。
お寺好きと関係があるかもしれない。
http://www3.plala.or.jp/junfoto/07kousi.kuramae.htm


靖国通りから、駿河台下交差点をお茶の水方面へ、
山の上ホテル入り口を過ぎたコンビニエンスストアーの前で、大学の同じサークルの先輩とばったり。
相変わらずファッションセンスを感じさせるスーツをピシッと着こなしていた。

お茶の水駅を過ぎ、神田川を渡り、外堀通りをアキバ方面へ、
湯島聖堂の脇を上る。
本郷通りに出たら、すぐ左に見えた。

江戸総鎮守『神田明神』だ。

お祭りの匂い、『椎の木』の匂いが辺りを香る。(http://minoru-iroiro.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/gw_faef.html2007/5/20『色は匂へど(GW編)』参照)

昨日から、江戸三大祭りの一つ『神田祭り』が始まっていた。

小雨が降り出した。
鳥居、山門(隨神門)とくぐると、雨は本降りになった。

これでは、『昼ビール』がぁ、…

今日はまだ、(お神輿に)神霊入れが済んでいないので、神社の方も仕度に追われている様子。
御朱印を頂戴して、飾られている山車(水神祭)に見入る。

今でこそ、東京の下町のお祭りといえば、『お神輿』だけれど、昔、江戸のお祭りといえば、『山車』のお祭りだったのだ。絢爛豪華な、とても立派なものだ。

Photo

雨のせいで、中途半端に神社を後にする。
まだ昼を食べていなかったのと、江戸神社(旧神田市場)の『千貫神輿』を見に、秋葉原方面へ、

雨は止んだ。
秋葉原駅前、『ダイビル』にお神輿の御仮屋があるというので、来てみたところ、まだ到着しておらず、まずは腹拵え。

コーヒーショップで『パストラミビーフとモッツァレラチーズのバタールサンド』と『ハイネケンビール:330ml瓶』(なんと懐かしいビールだ、これまた大学時代以来だ)


アキハバラの電気店街も久しぶりだが、辺りに何人ものメイド服姿の女の子たちが(おそらくメイドカフェのね)、二十歳くらいか、少年たちを誘っていたのにビックリした。


再び『神田明神』へ
『銭形平次』がどこら辺に住んでいたのかが気になっていた。
蔵前橋通りを西へ、明神下中通りに入る。(なんだ〜、神田の〜、明神下でぇ〜え〜え♪)
町内神輿の見えるところへ曲がったりしてるうちに、神社へ繋がる階段『男坂』を通り過ぎる。

この辺り、細かい路地にも、ほんとに小さな小料理屋や古い佇まいの居酒屋がいくつもある。
『銭形の平次親分』がそこいらで一杯、なんて想像がいくらでも浮かんでくる。

今度は晴れていたので、もう一度、鳥居の前から、山門の前から、と写真を撮る。
神社の脇を行ったところに『銭形平次』の碑を見つけ、これまたパシャリ。

この後も、神田須田町までぶらぶらと歩いてまた、最後にもう一度秋葉原駅前まで戻り、江戸神社の『千貫神輿』を見物した。


懐かしい街、古い街で、タイムスリップを楽しんだ一日だった。

             (了)

Photo
Photo_2

| | コメント (0)

2009年5月 8日 (金)

今週の『昼ビール』 ー GW-相模川-BBQ ーおまけー

冒険の後、近場の(同じ相模川ですが)、関東ではそこそこ有名らしい、この時期だけの観光スポットへ、


Photo

Photo_2


相模川河畔(水郷田名高田橋上流)でした。

甥、姪たちより、僕が一番喜んでいたかもしれない。

                (了)

| | コメント (0)

今週の『昼ビール』 ー GW-相模川-BBQ ー

ゴールデンウィーク、姪、甥と相模川沿いの支流の畔、土手の上でバーベキューをした。

その近くのバーベキュー場は駐車場へ入るのに、午前10時前の時点で、既に渋滞ができていた。

甥はここいらへ来る前から、バーベキュー場とは別の、秘密のスポットがイイと主張していたのだ。
僕は、ゴールデンウィークはどこへ行っても、混んでいるものさ、とタカをくくっていたのだが、この場所はせいぜい三、四組で、『芋洗い』ならぬ『石焼き芋』(?)のような混雑はなかった。

甥はこちらの方が、魚やザリガニや虫がいるから選んだようで、四人の女性のトイレのことなど、そっちのけだった。
が、女性達が小学校四年生の姪も含めて皆、大人だった為、そこに陣を構えることになった。


甥は一人、虫とり網を持って、

『早く、早くー』

と遊びに誘っていたが、こちらは、バーベキュー用の炭に火がおきないで困っていた。
用意されていたのが、およそ一年前のものだったのだ。

30分はかかっただろうか、火が落ち着いたところで、午(ひる)前に缶ビールを開けることができた。

陽射しも強く、暑いくらいだったが、風の心地よいことこの上ない。

350mlを2本。

なかなかおきなかった炭は、点いたら、えらい火力になっていた。
置けば焼ける、置けば焼ける。のスピードだ。


今日は、6時半に起きて、朝『バナナ』1本だったので、次から次へと、カルビ、牛ロース、豚ロース、タン塩、イカ、エビ、などなど、
およそ小一時間くらいは、啄み(ついばみ)続けただろうか。

ようやく尻を上げて、甥と川原へ下りる。

川が脇へそれて、行き止まりになったところで、菜の花や他の雑草が1メートル程立ち上がっている。
『ヒャッキン(百均)』で買ったらしい竹の釣り竿に、拾った糸を結わき、食べ残しのイカを結んで、ザリガニを狙う。

場所のせいか、季節が違うのか、獲物は姿を現さない。

090503bbq


別々に水面を覗き込んでいたら、甥が足をすべらせて、水に浸かった。

悲しそうな顔をしたが、僕は『ヨシッ!』と思い、甥に靴を脱ぐよう言い、僕も一緒になって裸足になった。


ここからが、『冒険』の始まりだった。

               (了)

| | コメント (0)

2009年5月 1日 (金)

今週の『昼ビール』 ー 羽田空港 ー

ゴールデンウィークに入り、旅行帰りの姪、甥、一行を迎えに羽田空港へ、

新しくなってから、3-4度目くらいか、
京浜急行を降りて、JAL側(第1旅客ターミナル)の改札を出る。
とそこはもう飛行場(?)の旅客ターミナル。

広くて、お土産屋さんだけでなく、本屋さんから、カバン屋さん、ブティック、酒屋さん、銀行、床屋さん、もちろん飲食店となんでもある。

到着2時間前に到着した為、ぶらぶらとして、前から欲しかったドリンク用ボトル(1リットル)が安くあったので、購入してしまう。(こんなところで)

B1のコンビニで、ビールとサラミスティックと『ジャガリコ』のサラダ味を仕込んで展望デッキへ、

陽が傾きはじめていた。

デッキには、なかなか良い間隔で、双眼鏡と椅子が並んでいる。
中程に陣取り、店を広げる。


確か、『A滑走路』だった。
2分もしないうちに次から次へと、離陸していく。

光学10倍(デジタル40倍)のレンズを誇る『キャノンPower Shot SX100 IS』と3年半近く使い込んでいるドコモ携帯『SH901is』で身構える。
が、旅客機のスピードは、見た目とファインダーの中では、随分と違う。
しかも、逆光なので、よく見えない。
手前の金網が邪魔だったり、カメラのシャッターのタイムラグとで、なかなか上手く撮ることができない。


094281


着陸側も見られればと、席を立ち、更に上の展望台へ、
ちょっと遠いが、今日は、主に着陸に使われている『C滑走路』が『第2ターミナル』(ANA側)の向こうに見えた。

『C滑走路』の手前に大きく聳え立つのが管制塔だろう。
塔の支柱の太さに迫力を感じた。

先日『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)で、ベテラン航空管制官の仕事ぶりを放映していた。
天候の読みと、次から次へと降り立つ飛行機への交信さばきも見事だったのだが、大事なのはパイロットとのコミュニケーションであるようなことを言っていた。

『いつもあなたのことを、見(守っ)ていますよ』と感じられるようになることだと、

最終的に安全は『人の手』によって守られている。

094281_2

             (了)

| | コメント (5)