インターネット

2012年3月22日 (木)

『 facebook 』  ー 壱 ー

『入会』一発目は友人『K』ちゃんに知らせることにした。
『お友達リクエスト』を発信するのだ。
もともとの友達にこのネットワーク内での『お友達』として付き合って欲しい『リクエスト』をするのだ。
なんてことはない。
彼からも返信が来て、僕の『facebook』活動が始まった。


始めに何からするからというと『お友達』を探すことだった。
『facebook』に入会するのに『閲覧中心で…』という言葉に安心していたのに、お友達になると交流ができるので、ついそうしたくなる。
で、さまざまな疑念も吹き飛ばして『お友達』を見つけようとしているのだ。
我ながらどういう神経をしているのか。

『お友達』はいろんな条件や名前でもって探す。
出身地、居住地、高校、大学、勤務先。
基本、本人がそれを正直に登録していることが前提である。

自分もまた、正直に登録していないと相手から本人と思われないので『お友達』にはなれない。
たまたまなれたとしても自分は偽りの自分というか、マスクマンの自分として相手と向き合わなければいけないということだ。

なので、自分もギリギリのところまで正直に登録した。
ブログでは『ペンネーム(ハンドルネーム)』なのに、コチラでは本名を、しかもインターナショナルに通用する方法をとった。
漢字を使わないことで少しでも個人を特定されないための足掻きだけどね。
(悪いヤツは世界の方がたくさんいるんだろうけど、)

で、誰を探すかって、やっぱり『初恋の人』でしょう。
小学生の頃、いっときだけ相思相愛だったあの娘は今どこで何をしているのかぁ、ってね。
中学校で引っ越していったので、学校の名前すらはっきりしないのだが、フルネームをいれて『検索』するのだ。


後で聞いた話しなのだが、若い世代、30(歳)チョイ前の男子社員が、
『何年も会ってなかった同級生の名前が、ゾロゾロと出て…』くるという。
『facebook』の方が、『知り合いかも』とリストを出してくるのだが、そこに同級生の名前が連ねられるのだそうだ。

また、学校の同級生を捜すアプリなんてのもあって、試してみたら小学校、中学校、高校と僕が『一番のり』だった。
誰も登録をしていないのだ。
一番乗りは嬉しいけれど、そこに誰もいないのはやっぱり寂しい。

でもそして実名で登録をしちゃうわけだから、公開履歴書のようになることに気付いたのだ。
アプリ制作者(管理者)は黙って卒業名簿を作ることができるのだ。
やはり危険だ。罠だ。
そう思ったので、登録を全て解除した。


『facebook』の『知り合いかも』に僕の知っている名前も、『K』ちゃんに教えてもらった大学のテニス部の同級生のみだった。

これは世代の差なのだと思う。
まだまだ僕らの世代はスマホをいじって、世間に自分のことや考えをアピールする習慣や文化が根付いていないのだ。
それか、仕事や育児なんかで一番忙しい時期を迎えているのかもしれない。

で、初恋のあの人は、……。

残念ながら今のところ見つかっておりません。

               (つづく)

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2012年3月14日 (水)

『 facebook 』  ー 序 ー

『facebook』をやらないかと、大学時代の友人『K』から誘いがあった。
大学を卒業して20年も経ち、東京と新潟の離ればなれの友人からである。

『facebook』なんて聞くと、まず思いつくのは原則『実名登録』である。
実名というのはヤバそうだ。
個人情報の公開である。

僕はブログをやっているが、ペンネーム(ハンドルネーム)を使っている。
なぜなら、恥ずかしいからではなく、自分の書いたものに、見ず知らずの人から猛烈なクレームを受けたら嫌だから隠れ蓑的に使っているといって間違いはない。
が、匿名でモノを言うのは卑怯のような気もする。
それと自分が書いたものに責任を持てるかどうかなのだと思う。

ただ、一般人がインターネットで自分の名前をさらすなどという無防備な状態では危険なのではないか。
インターネットウィルスやワンクリック詐欺。
ハッカーによるサイバーテロ、なんかはないか。
(パソコンのセキュリティのもんだいなのかな。)

もし間違って請求されたって払わなければイイし、パソコンだって直せばイイ。
主義主張の合わない人とは戦うか、間違っていたら謝るかだ。

が、これが正直時間と労力を使うだろうわけで結構大変なはずである。
それができないくらいなら、人様の目に触れさせる価値はないのか。

そして、世界で『facebook』発信のムーブメントなんかも起きたりしている。
宗教やイデオロギーに左右されることはないのか、なんてことも考える。

また真面目なネットワークの印象ももあるので逆に怖い。
僕も真面目な方だが、ビビリなのだ。

そして友人『K』もとても真面目な男である。
彼は現在、保険の営業マンで話しもなかなか饒舌である。
そんな彼からの誘い。
何か企みがあるのか、イデオロギー的なものか。
それとも商売か。
僕は戸惑った。


彼のプロフィールに以前とは違う奇妙な1ページなんかがないかを探ってみる。
『(好きな)本』の答え『憂国』(三島由紀夫)とあるが、これは学生の頃からだ。
他には『柔道』が『いいね』になっているのは彼が元柔道選手だったからだろうし、僕も『いいね』と思っている。

埒があかないので、仕事場の若いメンバーにも聞いてみることにした。
彼のことではなく、『facebook』のことをね。

すると、ある女子社員から少し安心できる答えが返ってきた。
『…閲覧中心ですけど…』
なるほど、自ら発信しないこともできるのか、と目からウロコだった。

で、僕の不安が少し解消された。
僕は友人『K』に不安を抱き、疑いを持ったような書き方をしたが、それは間違いで、『facebook』に疑念を持っていただけなのだ。
よくよく考えてみたら、彼は至ってシンプルな発想の持ち主だし、とても善良な人間だから、人を陥れることなどする訳はないのだ。

『K』ちゃんゴメン。

果たして僕は、いとも簡単に迷いをぬぐい去り『facebook』に『入会』する運びとなった。


               (つづく)

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